731部隊元隊員、ハルビンで細菌戦を証言
新華社2024-08-14 15:10
13日、ハルビン市の731部隊跡地で、中国侵略日本軍が行った細菌戦の犯罪行為について証言する元少年隊員の清水英男さん。(ハルビン=新華社記者/王建威)
中国侵略日本軍第731部隊の元少年隊員、清水英男さん(94)が13日、79年ぶりに中国黒竜江省ハルビン市を再訪した。かつての部隊跡地で同軍の犯罪行為について証言し、「謝罪と不戦平和の碑」の前で過去の行いを謝罪した。
731部隊は秘密部隊であり、第2次世界大戦中の日本による細菌戦の画策、組織、実行の「大本営」だった。清水さんは1945年3月、少年隊員としてハルビンに渡り、同年8月14日に部隊と共に撤退し、日本に戻った。
今回の訪問は清水さんにとって戦後初めての海外渡航で、中国再訪も初めてとなった。