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宮崎駿監督最新作「君たちはどう生きるか」 中国本土で公開3日間で興収84億円

CRI2024-04-08 16:43

 中国本土で3日に公開された宮崎駿監督の最新作「君たちはどう生きるか(中国語タイトル:你想活出怎様的人生)」が記録的なヒットとなっています。中国本土では、83歳の宮崎監督にとって「監督人生の総決算的作品」「最後の作品」としてもてはやされ、多くの映画ファンが劇場に足を運んでいます。

宮崎駿監督

 これまでアニメ映画13作品を世に送り出してきた宮崎監督は、中国のアニメファンにとって、子ども時代のファンタスティックな夢を紡いでくれたマジシャンのような存在です。特にこの「君たちはどう生きるか」は最後の作品になる可能性が高いことから、絶対に見逃せない作品になっています。本作は、この3月に授賞式が行われたばかりの第96回米アカデミー賞で最優秀長編アニメ賞を受賞したこともあり、さらに期待が高まっていました。中国本土で公開されると、予想通りの大ヒットを記録しています。興収は公開2日目の4日に3億元(約63億円)に迫り、3日目の5日午後6時時点で4億元(約84億円)を突破しました。本作は、3~5日の清明節連休の映画興収ランキングで1位となり、中国本土での興収は最終的に7億6000万元(約159億6000万円)になると予測されています。

 記録的な興収の一方で、「最後まで見たけど、よく分からなかった」との声が多かったことも分かりました。酷評のようにも聞こえますが、本作を見るために劇場に足を運ぶ客が後を絶ちません。「とにかく映像美や音楽はこれまで通り素晴らしい。ストーリーについては、宮崎監督らしさがあって、見るたびに新しいものが得られる」との評価もありました。中国最大の映画レビューサイト「豆瓣(ドウバン)」の現時点のスコアは7.8点(10点満点)です。宮崎監督の作品はこれまで9点以上が多かったため、記録的な興収を収めながらもファンレビューでは評価が低めの作品となっています。(ミン・イヒョウ、柳川)