16歳の中国人少年 10年ぶりに縄跳びの世界記録を更新
CRI2023-07-17 15:37
中国東部の浙江省・余姚市に住む周琦さん(16歳)にこのほど、1分間スピード縄跳びのギネス世界記録認定書が届きました。
周さんは2回続けてギネス記録に挑戦しました。1回目は使っていた縄の不具合で成績が無効になりましたが、続けての2回目の挑戦で、1分間の縄跳び回数が374回の快挙を達成しました。周さんの記録は、2013年に「日本人縄跳び超人」のみっちゃんが樹立して10年間も破られることのなかった1分間スピード縄跳びのギネス世界記録を26回上回りました。
ギネス世界記録を手に入れた周さんは、「縄跳びは自己ベストを創出できて、超おもしろい」とコメントしました。
周さんは7年間にわたり縄跳びの専門的訓練を受けています。幼稚園の頃、お姉さんが縄跳びを練習しているのを見て興味を持ち、小学校に入ってからお姉さんと同じ縄跳びチームに入隊しました。そして3年生の頃から専門的訓練を受けるようになりました。
交差縄跳び、30秒スピード縄跳び、1分間スピード縄跳びなど、周さんは絶えず自己ベストを更新しています。練習の積み重ねによって技の基礎を固め、何度も学校を代表して試合に参加しました。2022年に浙江省第3回小学生縄跳び大会で、30秒スピード縄跳びで210回、3分間スピード縄跳びで1000回以上のダブル・チャンピオンとなりました。
周さんは普段、成績を上げるために鉄製のワイヤーで練習しています。普通の縄より丈夫で磨耗に強く、スピード縄跳びの練習に向いていますが、うっかりして体を叩くと、たいへん痛いとのことです。特に夏には薄着であるため、周さんのすねには多くの傷が残っています。周さんはそれでも、つらさを訴えることはありません。
周さんもスランプを経験したことがあります。いくら努力しても進歩しないことにさんざん悩みました。コーチやチームメートの励ましを受けた周さんは心理状態を整え、長時間の練習に専念して、ようやく限界を乗り越え、自信を取り戻しました。周さんは「縄跳びは見た目ほど簡単ではない。進歩したければ、ずっと続け、自分をコントロールして限界を乗り越えなければならない」と説明しました。
世界記録を手に入れても、周さんに立ち止まる気持ちはありません。「自己ベストを作る道は果てしない」とのことです。周さんのニュースを見たネットユーザーは次々に、応援のコメントを投稿しています。(Lin、鈴木)