デジタル人材：デジタル経済の核心的な支え

大衆網・ポスターニュース2025-08-05 15:34

　7月31日に開催された山東省政府の記者会見で、省人事・社会保障庁の党組書記兼庁長である張涛氏は、省内で策定された「山東省デジタル人材育成加速化によるデジタル経済発展支援のための若干の措置」について紹介しました。同措置では、デジタル人材が県域の高品質な発展を支える行動やデジタルエンジニアプロジェクトを実施し、政策誘導、プラットフォーム支援、サービス保障の役割を十分に発揮させ、デジタル人材の「招致・育成・定着・活用」において一連の政策「コンビネーション」を打ち出し、デジタル分野の「ボトルネック」技術解決に向けた強力な人材支援を提供することを目指しています。

　近年、インターネット、ビッグデータ、クラウドコンピューティング、人工知能などの技術が急速に進化し、デジタル人材の需要が高まっています。山東省人社部門は、デジタル技術エンジニア養成プロジェクトを高品質に実施し、規範化された訓練と社会的評価を行う訓練機関を選定・育成し、年間1,200人以上のデジタル技術エンジニアを養成しています。張涛氏によると、デジタル経済産業の実際のニーズに基づき、3年間で3,000人以上のデジタル技術エンジニアを養成し、年間600人以上のデジタル産業人材と1,500人以上のデジタル技能人材（うち高技能デジタル人材500人以上）を育成するとともに、重点グループ向けデジタル就業技能訓練を年間1万人以上実施することを目標としています。デジタル人材育成を加速させる一方、「一事一議」などの柔軟な政策を活用し、デジタル分野の戦略的科学者やリーダー人材を積極的に招致しています。デジタル人材の招致・育成イノベーションを通じて、戦略的科学者、リーダー人材からデジタル技術エンジニア、高技能人材までを含む「ピラミッド型」デジタル人材体系を構築し、山東省のデジタル経済発展に活力を注入します。

　人材招致においては、国家級・省級重点人材プロジェクト、柔軟な人材招致プログラム、「山東—名門大学人材直通車」、「海聚山東」などの人材事業や活動を活用し、国内外のデジタル分野の高層次人材や若手人材が山東省でイノベーションや起業を行うよう積極的に誘致します。

　人材育成では、産学連携・産教融合を強化し、大学がデジタル分野の新工科学科を増設することを支援し、特色ある学院の共同設立を奨励し、「産業メンター」を選任します。さらに、国際的なデジタル人材育成を加速させるため、省政府非教育系統の公費留学デジタル人材特別プログラムを設置し、デジタル人材海外研修計画を実施し、育成の質と効果を高めます。