山東省が京津冀・長江デルタと深く連携
中国山東網2025-02-21 14:18
近日、山東省政府弁公庁は『山東省地域協調発展戦略の徹底実施・京津冀および長江デルタとの深度連携アクションプラン(2025-2027年)』を発表した。本プランは、京津冀協同発展および長江デルタ一体化発展といった国家級の重要戦略に対応し、グリーンで低炭素な高品質発展の新たな原動力と優位性を創出することを目指している。
このアクションプランでは、省全域での連携と特定地域の先行実施を組み合わせる方針を採用し、「山東省全体が主役であり、傍観者はいない」という基本理念を掲げている。また、徳州および魯南(山東省南部地域)の4市の地理的優位性を生かし、共同開発型産業園の建設、産業移転の受け入れ、新たな生産力の育成などにおいて先行モデルを試み、積極的に新たな道を探る方針だ。
本アクションプランでは、六つの重点課題を掲げている。それは、新たな生産力の協同育成、現代的な産業体系の協同構築、インフラ接続の協同強化、高度な対外開放の協同推進、全面的なグリーン転換の協同促進、高品質な公共サービスの協同提供である。これらの分野で象徴的なプロジェクトやプラットフォーム、施策を計画・実施し、局所的な成果を全体へ波及させることで、包括的かつ深化した連携を促進していく。