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アメリカ産ザリガニ・オーストラリア産牛肉など海外チルド製品が「飛行機を乗って」青島に到着

青島政務網2024-11-01 10:44

 10月25日、オーストラリアから輸入された新鮮な高級牛肉はJD480便で青島膠東国際空港輸入肉類指定監督管理場所に到着し、青島空港が初めて肉類貨物の輸入を保障することとなった。現在、これらの輸入肉類はすでに青島の地元市場に進出し、市民の食卓の上のおいしい料理になっている。これにより、青島空港の「輸入チルド水産品、食用水生動物、果物、植物の種・苗、肉類」の5つの口岸(通関地)機能はすべて稼動した。青島市の医薬品輸入口岸、郵便交換局機能、キンバリーダイヤモンド原石の指定出入口岸を加え、青島空港は現在の山東省で最も口岸機能が備える空港となり、青島の口岸ビジネス環境の最適化に有力なサポートを提供している。

 今回輸入された新鮮な高級牛肉に対し、青島空港は特別保障プログラムを制定し、輸入チルド製品の「グリーンチャンネル」を開設し、輸送の細部まで正確に制御し、輸送プロセス全体の円滑な進行を確保した。空港税関は、「事前申告」という通関モードを採用し、指定監督管理場所の優位性を十分に発揮し、検品予約や迅速なチェックアウトなどの措置により、貨物が「到着したらすぐ検査できる」ことを保証する。「私たちは『通関を保障し、安全を守り、新鮮を保つ』という原則に厳格に従い、今回の牛肉に対して全面的な検査・検疫を行い、市民が安心して買い、食べられるようにしている」と青島空港税関検査科の戦亦飛科長は紹介した。

 便利な口岸機能のおかげで青島空港の航空物流は著しい発展を実現した。カナダから輸入されたザリガニを例にとると、2023年3月、青島-トロントの貨物便の開設に伴い、青島空港ではトロントザリガニの保障業務を同時に開始した。この一年間、中国北方地区で唯一常態化して運営している中国・カナダ航空貨物輸送通路を頼りに、青島空港と南方航空ロジスティクスは、高級品貨物路線を方向性として育成し、生鮮製品の迅速な通関のための「グリーンチャンネル」を設立し、貨物の優先入庫・処理を保証し、通関効率が30%向上し、ザリガニの一日保障出荷量は15トンから最大83.3トンに増加し続けている。この航路が開通して以来、1万800トンを超えるカナダ産生きるザリガニの入国が保証され、青島空港を国内ザリガニの主要輸入港の一つにし、青島市民に新鮮な生鮮食品を楽しんでもらうだけでなく、国内の生鮮類貨物輸送にもルートを広げた。

 口岸機能の優位性を強化し、外国の果物やグルメ食品が便利に中国に入るための「ファースト・ステーション」を作ると同時に、青島空港はまた、地元の特産生鮮食品をよその土地に輸送する新しいモードを積極的に模索し、当地および周辺市場の多様化する航空物流ニーズにより適切に応える。

 今年9月、4ヶ月間の黄海・渤海夏季休漁期間が終わった後、青島空港は水産物販売シーズンの航空物流需要に対応し、旅客航路網の広範なカバー率と高頻度、そして下部貨物室での貨物輸送の低運賃などの利点を最大限に活用し、下部貨物室で水産物を輸送するという新たな成長点を築き、水産物輸送業務量は前年同期比で大幅に向上した。水産物貨物輸送の時効要求が高いという特徴を考慮し、市場側では、日照、石島などの水産物産地に異郷貨物ステーションを設置することでサービス保障チェーンを前面に移動し、出荷時効をさらに向上している。現地の保障側では、専用グリーンチャンネルを開設し、優先的に水産物貨物を保障し、飛行機下部貨物室の積み込み・積み降ろし状況によってチェーン全体の輸送を容易にし、保障時間を短縮した。

 整った口岸機能、便利な航路網と効率的な通関環境により、青島空港は北方航空物流中継センターという地位に向けて加速し、地域経済に貢献する航空物流のサービス能力をさらに強化している。