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香港の祖国復帰25周年、粤港澳大湾区は活力満ちて順風満帆

チャイナネット2022-06-27 09:44

 科学的な計画から包括的で着実な実施まで、粤港澳大湾区(広東・香港・マカオグレーターベイエリア)建設の壮大な青写真は鮮やかな現実へと姿を変えつつある。『粤港澳大湾区発展計画綱要』が2019年2月に正式発表されて以来、大湾区の経済規模は2018年の10兆元超から2021年には約12兆6千億元に増加した。総合力が大幅に強化され、コラボレーティブ・イノベーションが加速、相互接続が進展し、広東・香港・澳門地区の人々の獲得感が一段と高まるなか、国際的に一流のベイエリアと世界級の都市群を目指して歩みを進める。

 粤港澳大湾区の建設は重要な国家戦略だ。改革深化と開放拡大に向けた強力な措置であると同時に、香港・澳門の長期的繁栄と安定を維持し豊かに「一国二制度」を実践するための重要な試みでもある。中国で最も開放的で経済活動が活発な地域のひとつである大湾区は、面積が約5.6万平方キロメートル、常住人口が8千万人を超え、立地の優位性が明らかだ。イノベーション要素が集中し、協力基盤も良好で、中国経済の版図において極めて重要な地位にある。

 近年、広東省・香港・澳門および関連部門の積極的な後押しで、大湾区の建設が急速に進展し、共同イノベーション・産業協力・民生協力・インフラ相互接続・大型協力プラットフォームの建設・高度人材集積地建設などの分野で大きな進展と成果が得られた。これにより香港・澳門の発展余地が拡大し、新たなエネルギーが注入され、「一国二制度」実践の新たな意味合いが深まり、「一国二制度」は活力に満ちたものとなっている。

 インフラの「ハード面での接続性」が加速するとともに、制度・メカニズムの「ソフト面での接続性」も進展している。「湾区通」プロジェクトが持続的に推進され、「制度の違い」が「制度の利」に変わりつつある。規則の深いつながりを示す前海深港国際法務区が設立されたほか、横琴新区は澳門と一体化した高度で開放的な新体系の構築を加速、金融市場の相互接続を推進し、職業資格の認定や基準の接続範囲を持続的に拡大、初の「湾区基準」リストの制定を推進するなど――大湾区内部の規則と制度連携が進み、開放型経済の新体制の形成が加速している。

 人的交流の「心の接続性」が日増しに緊密になっている。一連の円滑化措置が打ち出されるのに伴い、香港・澳門の多くの若者が大湾区の大陸部都市で学習・就業・生活するようになった。現在、広東省で就業登録されている香港・澳門の住民は8万5100人を超える。2021年末までに、広東省で養老・失業・労災保険に加入した香港・澳門住民は延べ27万9200人に達した。大湾区大陸部の都市で起業している多くの香港・澳門の若者が言うように「皆が大湾区の人間だ」。広く交流し、共に働き、共に未来を創ることで、大湾区の人々はお互いをよく理解し、「より多くの人と心が通じ合う」ようになるのだ。

 活力に満ちる大湾区は、順風満帆に進んでいる。大湾区の建設は着実に進んでおり、チャンスはますます貴重なものになっている。第14次五カ年計画は、「粤港澳大湾区の質の高い建設を進め、香港・澳門の競争力強化を支持、香港・澳門が国家発展の大きな流れに融合するために強い信頼と幅広いチャンスを提供する」と明確に提起した。

 今年は香港の祖国復帰25周年にあたる。香港は統治から繁栄への重要な時期にある。心を一つに力を合わせて発展を目指し、国家発展の大局に融合を加速することが社会的コンセンサスとなっており、それは香港が大湾区の建設に積極的に参加する原動力となる。我々は、「一国」の基本を守り、「二制度」のメリットをうまく活用することで、広東・香港・澳門がチャンスを捉え、果敢に探求し、手を携えて努力すれば、きっと質の高い発展のモデルを作り上げ、大湾区の建設を新たな高みへ導いていけると確信している。