中国は各方面とともに世界の気候ガバナンスで新たな貢献=中国外交部
CRI2025-11-13 09:43

中国外交部の郭嘉昆報道官は11月12日の定例記者会見で、「中国は各方面とともに、『共通するが区別はある責任』の原則を貫き、国連気候変動枠組条約第30回締約国会議(COP30)が積極的で均衡のとれた成果を達成するよう推進し、世界気候ガバナンスに新たな貢献をする」と述べました。
国連気候変動枠組条約第30回締約国会議(COP30)がブラジルのベレムで開催されています。会議のコへーア・ド・ラーゴ議長は、「グローバルノース(先進国を指す)が気候の危機に対処する意欲を失った一方で、グローバルサウスは前進を続けている。中国はすべての国に有益な解決策を提供している」と指摘しました。中国は10年前に行った約束の大部分をすでに超過達成しているか、間もなく達成する見込みで、「『パリ協定』を救い、発展途上国が先進国に取って代わって気候変動対策の新鋭軍になっている」との評価も出ています。
郭報道官はこのような状況について、「気候変動は人類共通の未来にかかわる。グローバルサウスであろうとグローバルノースであろうと、発展途上国であろうと先進国であろうと、皆が一つの船に乗っており、手を携えて協力し、共に行動することが唯一の正しい選択だ」と述べました。
郭報道官は「中国は気候変動への対応において着実な行動派だ。われわれは(二酸化炭素の排出を減少に向かわせる)炭素ピークアウトと(二酸化炭素排出を差し引きゼロにする)カーボンニュートラルを国家戦略に据え、世界で最も系統的で完備した炭素排出削減政策体系と世界最大規模で発展が最も速い再生可能エネルギー体系を構築し、GDP創出当たりのエネルギー消費量低下が世界で最も速い国の一つだ」と強調しました。(ヒガシ、鈴木)
