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洪水が首まで 男性が携帯電話の位置情報共有で命拾い

CRI2024-07-24 19:39

 中国では最近になり、ネットに投稿された、洪水の中で木を抱いて救助を待つ男性の動画が注目を集めました。

 動画には、男性が首まで水につかって木の枝をしっかりつかむ様子が映っています。非常に危険な状況です。河南省南陽市はその日、大雨に見舞われました。李震さんが運転していた車は社旗県李店鎮で、水につかって動かなくなりました。李さんは危険な状況と考えて、ただちに窓から脱出しました。その後、車は水に流されました。李さんは足が地面に届かないほど水が深かったために、道端の木にしがみつくしかありませんでした。李さんはすぐに119番に電話をかけて救助を求めました。

 李さんは消防士に指示されて、消防士の微信(ウィーチャット)を追加して、現在地を共有して待ちました。水位は上り続けており、李さんは水流に対して木の下流側のほうが衝撃が小さいと判断して、ゆっくりと移動して、さらに水位の上昇に伴って少しずつ上へ登っていきました。

 冷たい水の中に長く浸っていたために、李さんの両足は痙攣(けいれん)しましたが、李さんは生きる意志を捨てずに携帯電話を口にくわえて、手では大木の枝をしっかりとつかまえて、洪水に流されないよう懸命に頑張りました。ようやく電話をかけてから20分後に、消防士は共有位置に基づいて、李さんを見つけることができました。

 レスキューボートで到着した消防士が動けない状態の李さんを発見した時、李さんは木に抱きついていました。近づいた消防士が李さんをボートに引き上げて、安全な場所に運びました。

 消防士は、「李さんは迅速に自らを救う正しい行動をして、さらに携帯電話を巧みに守り抜いて、連絡が可能な状態にしていたことが救助につながった」と述べました。(閣、鈴木)