中国人男性が寝台車で全裸 ネットユーザーが男女別車両の導入を提案

CRI2024-06-19 18:25

　中国の寝台列車は男女同席で、寝台にはカーテンがありません。男性が全裸で列車の寝台に寝ていたという話題がこのほどネット上で物議を醸し、男女別の寝台車両の導入が提案されています。

　郭さん（女性）は14日、T35列車に乗り北京から中国中部の安徽省の省都である合肥に向かいました。深夜に寝台で携帯電話を見ていたところ、突然違和感を覚え、横目でちらっと見ると、向こう側の寝台で服を脱ぎ、裸で寝ている男性がいました。郭さんによると、男性は布団をかけず全裸で、郭さんの注意を引こうと変な動きを続けていました。

　郭さんは当時、携帯電話の電源を入れて写真を編集するふりをしながら証拠を撮り、警察に通報しました。鉄道警察が到着した時、男性はすでに服を着ていて、酒を飲んでいたので何も覚えていないと言ったため、列車の乗務員はやむを得ず郭さんに別の寝台を提供しました。

　安徽省蚌埠鉄道警察は16日、警察事情通報を発表しました。それによりますと、調査の結果、乗客の呂さん（男性、42歳）は6月15日午前0時ごろ、酒を飲んだ後、T35列車のA寝台（軟臥、一つのコンパートメントに四つの寝台があり、男女問わずに寝る）に裸で寝て、それに気づいた同室の女性乗客が警察に通報した後、列車の乗務員は直ちに現場に立ち会いました。呂容疑者は公共の場で故意に体を露出し、行為が悪質であることから、鉄道警察は同容疑者を5日間行政拘留したということです。

　郭さんが公開した動画はネットユーザーの熱い議論を引き起こし、ネットユーザーから、「列車に男女別々の車両を導入すべきだ」「すべての寝台にカーテンを設置すべきだ」などの提案が寄せられています。これについて中国の鉄道部門は、「列車には現在、男女別々の車両は設置されていないが、乗客のこうした提案は、関連部門にフィードバックされ、対応される。似たような状況に遭遇した場合は、素早く列車乗務員に助けを求め、警察に通報することができる」と表明しました。(Mou、榊原)