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2024年の中国従来型燃料自動車業界の顧客満足度指数が過去最高を更新

CRI2024-10-24 19:53

 中国品質協会はこのほど北京で、2024年中国従来型燃料自動車(ガソリンなど従来燃料を用いる内燃機関車)業界顧客満足度指数(CACSI)の評価結果を発表しました。発表によりますと、従来型燃料自動車業界の顧客満足度指数は81ポイント(100点満点)に達し、過去最高を更新しました。消費者が製品に対して認識する知覚品質が予想を上回ったことと知覚価値の相乗効果が大幅に高まったことが顧客満足度の向上につながる要因となり、同時にサービスの質の向上がユーザーの知覚品質の向上を促す主な原因となっています。また、自主ブランドに対する顧客満足度は初めて合弁ブランドとほぼ同じレベルとなりました。

△北京市内の道路を走る自動車

 評価結果によりますと、2024年の中国従来型燃料自動車業界の品質信頼性に対する顧客満足度は、前年同期比0.5ポイント減の78.5ポイントでした。新車100台の故障回数は同45回増の188回で、うち故障率が高い上位三つは、スマートキャビン、インテリジェント運転支援、エンジンシステムで、これらの不具合発生回数は全体の56%を占め、2023年の47%を上回り、製品の不具合問題がいっそう集中しました。2024年に不具合発生回数が最も高い上位2位のシステムはスマートキャビンとインテリジェント運転支援システムとなりましたが、2023年の上位2位にランクされたエンジンシステムとステアリング・ブレーキシステムは2024年にそれぞれ第3位と第6位に下落し、不具合発生回数も前年比で大幅に減少しました。これは従来型燃料自動車の伝統的な構造部品の品質が向上する一方、インテリジェント化、コネクテッド化の面でさらに強化する必要があることを示しています。

 2024年の従来型燃料自動車の顧客購入理由のうち、性能の良さ、快適さ、品質の信頼性が上位3位にランクインしました。うち「快適さ」は前年同期比で19ポイント上昇し、2023年の第6位から第2位に躍進しました。

 中国品質協会は2002年から23年連続でCACSI評価を実施しています。2024年の評価対象となったのは販売台数が比較的多い160車種で、全国36の自動車メーカー、44のブランドに及び、調査範囲は国内90の主要都市をカバーしています。評価指標は全体的な満足度、品質の信頼性、性能と設計、アフターサービス、販売サービスという五つの指標から構成されています。(ZHL、榊原)