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第7回中国輸入博、世界大手企業の出展契約が200社超す

新華社2024-04-12 15:29

 中国上海市で11月に開催予定の第7回中国国際輸入博覧会は、企業商業展の出展契約面積が24万平方メートルを超え、出展企業数が600社以上となった。世界上位500社企業と業界大手企業は200社余りが出展する。運営機関の中国国際輸入博覧局が明らかにした。

 同局の呉政平(ご・せいへい)副局長は8日に開かれた第7回輸入博の自動車・技術設備展示エリア交流プロモーションで、海外企業の出展はこの6年間で累計1万社を超え、2400余りの新製品や新技術、新サービスが発表されたと説明。科学技術成果の共有と協力を促進し、技術革新と産業発展の深い融合を推し進め、「新たな質の生産力」(科学技術イノベーションが主導し、質の高い発展を促す生産力)の育成と発展を力強く支えたと述べた。

8日、上海市で開かれた第7回輸入博の自動車・技術設備展示エリア交流プロモーション。(上海=新華社配信)

 ビル設備・自動車部品大手の米ジョンソン・コントロールズは今年で7回目の出展となる。アジア太平洋地域マーケティング・コミュニケーション部門責任者のミシェル・ジャン氏は、6年間で毎年新製品や新技術を紹介してきたと説明。「輸入博という巨大なプラットフォームを通じて中国初の国産大型クルーズ船『愛達・魔都(アドラ・マジックシティー)』号と縁を結ぶことができた。空調制御や通信、防火システムを納入した」と語った。

 フランスの自動車部品メーカー、フォルビアの李京誠(り・けいせい)アジア地域戦略・事業開発副総裁は、長年の輸入博出展を通じて中国市場への理解を深め、市場を深掘りしていく自信を高めたとし、中国(上海)自由貿易試験区臨港新片区(エリア)に自動車内装工場を新設する計画を明らかにした。

 第7回輸入博は現在、各準備作業が順調に進んでいる。(記者/周蕊)