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【CRI時評】発展は最も生き生きとした中国の物語

CRI2022-06-27 09:32

 中国の習近平国家主席は24日、グローバル発展ハイレベル対話会をオンライン形式で主宰し、重要な演説を行った。習主席は冒頭、1960年代末に中国の黄土高原のある小さな村で農民として働いていたことに触れ、現地の庶民の生活の苦しさを身をもって理解したと述べた。それから半世紀を経て、その場所を再訪した習主席は「衣食住に困らなくなった村民らの顔が幸せの笑みで満ち溢れている」のを目にした。

 中国の指導者のこの経験は、生活しているのがどの国、どの大陸であれ、田舎であれ都市部であれ、幸せな生活を追求する人々の願望は相通ずるものであり、政治をつかさどる者にとって「発展を続けて初めて、無事で健康な生活と秩序が保たれて平穏な社会に対する人民の夢を実現することができる」という素朴な道理を言い表している。そしてそれはまさに、今年のBRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)首脳会議が議長国である中国の主導の下で発展というテーマに焦点を当てた初心と使命だ。

 「百年の変局」と「世紀の感染症」が重なり合う中で、発展の緊急性が一層顕在化している。国連の「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の実行は痛手を負っている。

 「発展の赤字」をどう解消するか。答えは「発展を国際的議題の中心に据える」ことだ。

 習主席は昨年9月の国連総会で、グローバル発展イニシアチブを提唱し、国際社会が改めて発展の問題に焦点を当てるのを促した。今回のグローバル発展ハイレベル対話会の開催は、グローバル発展イニシアチブが地に根を生やし始めたことを示している。習主席は対話会で、普遍的に恩恵が及びバランスがとれ、協調的・包摂的、協力・ウィンウィン、共同繁栄という発展構造の共創について踏み込んで提唱した。

 こうしたイニシアチブや主張は、全人類の幸福に着眼したものだ。発展の推進において、中国の言行は今までずっと一致している。習主席は会期中、中国が「グローバル発展と南南協力基金」の創設や中国・国連平和発展基金への増資、グローバル発展促進センターの設立などを含むグローバル発展イニシアチブの重要な措置を実行に移すと宣言した。24日の対話会ではまた、貧困削減、食糧安全保障、感染症対策とワクチン、発展資金調達、気候変動とグリーン発展、工業化、デジタル経済、デジタル時代の相互接続という八つの領域を網羅する32項目の措置を含む成果リストも発表された。(CRI論説員)