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「神舟14号」乗組員、軌道上駐留開始から2週間に

チャイナネット2022-06-22 09:57

 有人宇宙船「神舟14号」の乗組員が中国宇宙ステーションに入り満2週間になった。すでに荷物の整理をほぼ完了しており、軌道上のさらなる科学実験活動を展開中だ。中国有人宇宙事業弁公室はこのほど、宇宙飛行士3人によるウォーターディスペンサーの設置や、水質検査の様子を撮影した動画を公開した。

 計算によると、宇宙飛行士は1人あたり毎日2リットルの水を飲まなければならない。宇宙飛行士の長期駐留中の仕事・生活用水を確保するため、地上から宇宙に定期的に水を送り、さらに宇宙ステーション内で水資源の循環利用を行う。神舟14号の乗組員が「宇宙の家」に入った後の最も重要な活動は、給水システムの再設置と水質検査だ。

 軌道上で保管する水が流動しないため、宇宙飛行士は軌道上での水使用の安全を保証するため、定期的に水の微生物検査を行う。これによって、病原微生物の増殖や、健康への影響を回避する。専門家は、「さらに一部の微生物は宇宙ステーションの材料構造に影響を及ぼし、設備の故障を引き起こしやすい」と指摘した。

 飲水の安全が保障されているほか、神舟14号の宇宙飛行士の「宇宙の献立」も非常に豊富だ。宇宙飛行士は酢をつけ餃子を食べられ、さらに中秋節にはご馳走や月餅などを味わえる。他にも地上活動人員は宇宙飛行士のために、肉製品、卵製品、乳製品、ナッツ、キャンディ、ジュースなどの間食を準備した。

 情報によると、神舟14号の乗組員は今月5日に中国宇宙ステーションに入り、6カ月の軌道上駐留を開始した。「天和」コアモジュールに入ったばかりの頃は、内部に多くの荷物が整然と並べられていたが、現在は乗組員によって整理がほぼ完了している。宇宙飛行士は軌道上のさらなる科学実験活動を展開中だ。